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かまや多治見  kamaya tajimi

東京都庭園美術館、茶室「光華」お茶室体験に行ってきました!

2021.06.25

かまやプロジェクトでは建物の一部にお茶室を持ちます。お茶室設計は初めてで、お茶室は今まで何度か見学はしていたのですが、その空間で茶会が開かれている場面は見たことがありませんでした。そこで東京都庭園美術館、茶室「光華」にて茶会体験してきました。茶室「光華」は皇族が利用される茶室であること、外国人向けの立礼の席があることで特殊な作りが一部ありますが、基本形の4畳半の間を持ち十分な広さの回遊式庭園を持ちわかりやすい空間となっています。

お茶室の設計と聞くと決まりごとが多く中々とっつきにくいイメージがあります。ですが、建物を作ることで表現することには変わりはないので、現代の設計によく似ているとも感じます。デザインを物を作る合理性から考える面白さ、身体が空間を体験する普遍的な楽しさ、ちょっとしたカワイらしい遊び心、何より未来はこうなってほしいと次の人に託すような思いが込められています。歴史が厚く全てを勉強しきることは到底難しいですがせめて今らしい解答を、と心がけて臨みたいと思います。

講師は裏千家、茶道家、沼尻宗真先生と海老澤宗香先生です。