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かまや多治見  kamaya tajimi

お茶室の設計と見学

2021.01.27

かまや のプロジェクトですが建物の一部にお茶室を作ることになりました。

お茶室と聞くとご主人と作り手の趣味趣向を凝らしたものを思い浮かべます。また茶道・茶事は歴史が深く、色々な理念・思いが深い地層のように重なって複雑難解になっています。自分なりにもっと簡単に捉えた上で今の言葉で現すとどのような形になるのかということに挑戦します。

多治見は桃山時代からの茶陶の歴史があり有名な方や若い作家さんがたくさんいらっしゃいますが茶道はあまり盛んではありません。お施主さんは電気窯を作られていて人を結びつける立場であることからも、お茶室によって若者やお年寄りの拠り所となり、4畳半・広間として、また器などのギャラリーとしても使えるスペースが求められています。

磯崎新さん設計のセラミックパークMINO、その一角の茶室 翔舟庵月釜 にお茶の先生方と行ってまいりました。お茶室は中村外二工務店さんです。