取手はアルミ作家の永瀬二郎さん作です。
金属ではあるんですが建材の中でも木材に次いで身体に近く感じるような柔らかさを感じる素材です。
永瀬さんにお願いしたことは主には空間のコンセプトを汲取り空間をつくる中で主張しないこと、且つ作家として主張することです。
取手はアルミ丸棒を糸鋸盤でかまぼこ型にカットしノコ目を見せるデザインとなっているものです。
現在の技術では糸鋸盤を使いますが将来はレーザーでカットすることになるといわれており、未来の人がこの取手を見たら時代を感じるようなデザインとなることを意図しています。
取手の素材や形状に人間臭さや親しみがあり、お客さんが建物と出会う一番はじめの部分を演出します。